桃組さんでは、愛情あふれる保育を基本として、子どもの成長がとても早いため、「一つ一つの成長段階」を特に大切にしています。
例えば、子どもは「歩く」までに「ハイハイ」をする時期がありますが、この時に「歩行の基礎」が作られるため、歩くまでに十分ハイハイをしておくことが大切です。そうすることで後の歩行が安定するようになります。
成長著しい時期ですので、ご家庭とよく話し合いながら「体の成長」「生活リズム」「離乳食」など、各成長を一つ一つ丁寧にすすめていきたいと考えています。
桜組さんでは、自律(自己コントロール)の基礎ができる時期のため、「子どもの主体性」を特に大切にしています。
育児では生理的欲求(食事・排泄・睡眠)を単に満たすだけでなく、子どもの気持ちに寄り添いながら、子どもがその気になるまで待つことを心掛けています。
遊び面(学び)では、「一人遊び」が後の友達関係の基礎となるため、子どもが主体的に選び・動き・熱中できる「おもちゃ」と「空間」を用意しています。
赤組さんは、基本的な生活習慣の自立とともに「自我」が強くなる時期(イヤイヤ期)です。
このクラスでは「子どもの気持ちを受け入れること」と同時に「やってほしくないこと(大人の意思)を、はっきり伝えること」を特に心掛けています。
子どもは十分に気持ちを受け入れてもらうことで、自分への確信と大人への信頼を深めます。そして、子どもとの信頼関係を基礎に、「良い悪い」も伝えていかなければなりません。また、保護者の方も悩むことが多くある時期ですので、保護者の方の心のケアも大切にしています。
遊び(学び)の面では、後半頃から少人数(2〜3人)で遊べるようになるため、成長に合わせて、少人数の遊びを取り入れていきます。
白組さんでは、「活動の楽しさ」と「友達との関係づくり」を特に大切にしています。
白組さんになると、友達みんなでする活動や行事が始まり、また集団がはじめてのお友達も増えることから、何事も「しなければならない」ではなく「楽しい」と思えることを重視しています。
また、友達との遊びが楽しくなり、関係が広がる時期ですので、ケンカも含めて、友達との良い関係の作り方を伝える重要な機会として、子どもたちの遊びを見守っています。
緑組さんでは、「力いっぱい頑張ること」と「自分たちで解決する力」を大事にしています。
緑組さんになると、運動機能がさらに高まり、目的のある集団遊びが増え、遊びがダイナミックになってきますので、個人でも集団でも力いっぱい頑張れる魅力ある「遊び(学び)」を用意しています。心の底から物事に集中することが、子どもの能力と自己肯定感をを高め、仲間関係を育むと考えています。また、クラスでの決め事や子ども同士の主張のぶつかり合いなどは、すぐに大人が口出しせず、自分たちで調整し、解決できるように見守るようにしています。
青組さんでは、「目的に向かって乗り越える経験」を特に大事にしています。
青組さんになると、「運動能力」「知力」ともに高まり、それと同時に「あきらめない力」も高まります。目的に向かって、自らの経験と能力をすべて使い、挑戦し乗り越える、また仲間とともに乗り越える経験が生きる力を高め、仲間への信頼と自分への大きな確信を育むと考えています。就学前の最後の学年ですので、生活習慣・マナー・学習面の準備はもちろんですが、こども園時代の充実した経験・自分への確信をもって、進学してほしいと考えています。
パウロの食事は、「おいしい!」「たのしい!」「元気をつくる!」を大事にしています。
食事はやっぱり「おいしい!」が一番。乳幼幼児期は味覚形成の第一歩ですから、離乳食の段階から「薄味」を基本に、素材の味をおいしく味わえるよう調理しています。お米も園で提供しますので毎日、衛生的で暖かいごはんを食べられます。
そして、パウロは「たのしい!」も追及します。季節感あふれる旬の食材(園で収穫した野菜や果物も!)を取り入れ、行事食・絵本食をはじめ、東播磨スマートチャレンジ(ヘルシーメニュー)にも参加し、バリエーション豊かなたのしいメニュー作りをしています。パウロ自慢の手作りおやつも子どもたちに大好評です。
もちろん、元気と体をつくる栄養バランスは欠かせません!離乳食やアレルギー食でも栄養面を考え、ご家庭や医療機関と連携しています。